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October 21, 2025
海外視察レポート(韓国)
社員海外研修の一環として、弊社メディア・マーケティング部 小野塚、ラジオ・テレビ部 谷岡の二名が9月下旬に韓国へ訪問し、釜山国際映画祭ならびに釜山・ソウル市街を視察いたしましたので、ご報告いたします。
釜山国際映画祭 会場周辺・会場内の様子
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会場に到着すると、映画祭のロゴが並ぶ鮮やかなバックパネルが目を引き、レッドカーペットでは多くの来場者が記念撮影を楽しんでいました。会場内には広い客席と大きなスクリーンと共に野外特設ステージが設置されており、セレモニーの他、オープントークが開催されました。私たちが参加した日には、日本映画「国宝」から李監督、吉沢亮さん、黒川想矢さんが登壇し、撮影裏話や作品に対する想いを語り、観客から熱い拍手と声援が送られました。
会場内にはキッチンカーなどの飲食ブースや映画祭の物販ブース、日本映画の特設ブースが設置されており、壁一面に日本映画の年表が並び、国内外の映画ファンからの多言語メッセージが展示されていました。夕方には10月17日公開のネットフリックスオリジナル作品の告知号外が配られ、映画祭ならではのパフォーマンスで会場を魅了していました。
企業ブース
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釜山国際映画祭に併設して開催された「Asian Contents & Film Market(ACFM)」の企業ブースには、東映をはじめとした日本の配給会社やコンテンツ関連企業が多数出展していました。各ブースでは、自社の映画やコンテンツなどを紹介しながら、国内外の関係者と交流や商談が行われ、試写会などを通じて作品の魅力を直接伝える貴重な場となっていました。
アミューズメント&エンタメ
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大型ショッピングモール内のMEGABOX映画館は広々としており、メガサイズのビジョンで作品や広告が放映されていました。上映ラインナップには「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「もののけ姫」など日本の人気作品も含まれていました。デパートでは日本のIPが並ぶガチャガチャを発見し、韓国語で「온제 오려나(いつ来るのかな)」とネーミングされた戦隊の「まちぼうけ」シリーズがありました。韓国のガチャガチャはコイン投入口がなく、残数が表示される仕様でした。また、韓国ではキティやサンリオ、ちいかわなど日本のキャラクター商品が頻繁に見られ、若い世代の女性がカバンにマスコットをつけている姿が多く見られました。
デジタルメディアシティ(DMC)
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各テレビ局をはじめとする媒体社やIT企業、飲食店などが集まるDMCを訪れました。局内のスタジオ見学も可能で、人気音楽番組の収録やロケ地としても使用されています。複数のテレビ局が1個所に集約されており、壮大なスケールに圧倒されました。社屋の側面には数々のビジョンが設置され、各局のコンテンツをアピールし賑わっていました。
韓国のテレビ番組
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ホテルでは地上波の代わりにAI搭載のIPTV「Genie TV」を視聴しました。オリジナル作品や映画、ドラマ、ミュージックビデオなど豊富なコンテンツがあり、AIがリアルタイムで番組の人気や視聴率を分析し、視聴履歴からおすすめを提供してくれるなど利便性が高かったです。番組やCMの内容は日本とあまり変わらず、親しみやすい印象でした。
韓国国内のOOH広告
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今回の研修では韓国国内のOOH広告に触れる機会が多くありました。主な移動手段として利用した地下鉄の駅構内や車内には、非常に大きなサイズの広告面が人通りの多い導線上に配置されており、自然に目に入る構造でした。多くのデジタルサイネージが音声付きで運用されており、映像と音声の組み合わせにより広告効果が高いと感じました。特に印象的だったのは、アイドルや俳優など自分の「推し」を応援するための「応援広告」が目立っており、ファンのこだわりや想いが強く反映されたデザインでした。
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日本から飛行機で3時間程度と地理的に近くにありながらも一味違う韓国にて、映画や広告というフィルターを通して人々が生活する街を歩きがら多くの刺激を受けました。この度は海外研修に派遣していただきありがとうございました。


